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旧小穴家住宅の国登録有形文化財の登録答申について


当事務所の弁護士中野勝志が近現代建造物の保存活用を目的に取得していた建造物の一つ「旧小穴家住宅」(長野県松本市北深志1)が、この度国の登録有形文化財に登録されることが決定しました。(2022年7月22日答申、登録完了は10月頃の見込み)

旧小穴家住宅は、大正期に建築されたとみられる和洋折衷の住宅で、明治後期から昭和初期にかけて活躍され戦後長野県弁護士会の初代会長をつとめた弁護士の小穴喜一氏が、昭和2年から昭和28年まで使用していました。その間、小穴喜一氏の妻みどり氏(森山儀文治弁護士の長女)、長男小穴進也氏(地球化学者)の自宅でもありました。小穴喜一氏の蔵書は没後松本市図書館に寄贈され「小穴文庫」と呼ばれています。

小穴喜一氏が亡くなった後、猿田商店の猿田氏が取得し約70年間にわたり維持され、近代建築愛好家の間で猿田邸として知られていました。

残念ながら主屋の設計者、施工者等の詳細は今のところ不明でなお調査中です。小穴氏の前には清水とく氏という方が使用されていたようです。離れについては昭和11年に小穴喜一氏により地元の大工棟梁鍛冶倉氏によって建てられたものだということがわかっています。

今後も引き続き、歴史ある建造物を地域の財産として次世代へつなぐため、保存、活用方法を模索していきます。

旧小穴家住宅

*現在は、倉庫、書庫、資料室、Web会議室、起案室等事務所の付帯・付随施設として利用しています。
*一般見学不可。
*法律相談、打合せ等での利用は不可。

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